コンセプト
ジョン・ネイスビッツ氏の著書「メガトレンド」の中に「ハイタッチ」という言葉がでてきます。「非人間的性質をもつハイテクが進めば進むほど、人間性を回復し平衡を取り戻そうとする反応で、そのハイタッチがなければハイテクは拒絶される」という内容です。
また、「ハイコンセプト」という言葉があります。こちらは「芸術的で感情面に訴える美を生み出す能力を持ち、一見ばらばらな概念を組み合わせて新しい構想や概念を生み出す力」(ダニエル・ピンク)と定義されています。
私はイタリア人との仕事を通して、何故私たちとは違う独特な感性を彼らは持ち得るのか非常に興味を持っていましたが、「ハイタッチ」と「ハイコンセプト」という言葉を知り、イタリア人の高い感性はこの二つの融合やバランスのもとに成り立っているのではないかと感じるようになりました。
イタリアでは時に理解に苦しむほど非効率なシステムに出会うことがある反面、誰にも真似できない素晴らしく個性的なモノを産み出す力ももっています。つまり、ハイテクや高効率だけでは人を感動させるほどのモノは作れないということではないでしょうか。
高度経済成長の名のもとに日本の製品は効率化を追求し、ハイテクを駆使して世界のトップに躍り出たかと思われましたが、今やその製品の多くが中国をはじめとするアジア諸国で生産されるようになりました。
一方、効率化を嫌いハイテクも重視しなかったイタリアが産み出す魅力的な製品は中国やインドではまだつくれませんし、環境とのバランスも重要です。
今後日本が生き残るには、生産コストの安い国々と戦うのではなく、それらの国々が容易に真似できない商品やサービスを創り出す必要がありますが、そのヒントがイタリア的な感覚や感性の中にあると考えます。
- 人間的性質を保つ程度のテクノロジー
- 芸術的で感情面に訴える美
- ばらばらな概念を組み合わせて新しい構想や概念を生み出す力
- 環境とのバランス力
- ストーリーを語れるものづくりとブランド
「ハイタッチ」と「ハイコンセプト」が私たちの基本コンセプトです。
株式会社 セスタンテ
代表取締役 中嶋 吾
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